世界文学会

Society of World Literature JAPAN

世界文学会・研究会・忘年会のお知らせ

12月20日(土)開催予定世界文学会・研究会・忘年会のお知らせについてのお知らせ

場所:中央大学駿河台記念館 600号室(千代田区神田駿河台3-11-5 ℡ 03-3292-3111))

第一部 午後2時~5時30分(研究発表および質疑応答)

(研究発表および質疑応答)
連続研究会「翻訳と文学」

1 森本美樹「シェイクスピアと翻訳ー悲劇を中心に」

シェイクスピアの作品は、作者自身の直筆原稿が無く、原典となる版が一つに特定されないことなどから、その翻訳という作業も一筋縄ではいかず、いまでも新たな試みがなされている。また、原文そのものに多様な解釈の可能性が秘められているため、翻訳の過程では訳者自身の考えや好みが色濃く反映される。本発表では、翻訳が及ぼす作品解釈への影響について、いくつか具体例を挙げながら考えてみたい。

2 酒井 府「日本に於けるドイツ文化の受容・翻訳翻案と日本文化のドイツへの影響」

江戸時代初期、本木良意(庄太夫)(1628-1697)による、Johann Remelin の医学書のオランダ語版(1667)の翻訳書『レメリン解剖書』(1680年翻訳、1772年鈴木宗伝出版)を嚆矢として以来、明治時代に至る迄、多くのドイツ文化・文学・芸術が日本へ紹介、翻訳、翻案され、日本はそれらを受容してきたが、一方、江戸時代末より、明治時代にかけて、日本の文化・芸術もドイツへ影響を与えたことも忘れてはならない。
以上の点を多面に亘って論じてゆきたい。

第二部 午後6時~8時 懇親会

同記念館1階レストラン「プリオール」にて、会費は6千円

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