2015年度世界文学会 第一回運営委員会議事録
- 日時
- 4月18日(土)午後1時~2時 中央大学駿河台記念館1階喫茶室にて
- 出席者
- 酒井府、山本證、平山令二、斎藤佑史、長谷川嗣彦、杉山秀子、荒木詳二、荻野文隆、大木昭男
- 欠席者
- 鈴木克己、市田せつ子、鷲山恭彦、島谷謙、半田恵美
報告事項
- 機関誌(121号の特集「老いと文学」)、世界文学ニュースの編集発行について(斉藤編集長)…7月上旬発行予定の「世界文学」121号(特集「老いと文学」)は、原稿もすべてそろって、査読もほぼ終わっているが、執筆者のうち、山口、馮のお二人に関しては保留。書評のうち太田哲男氏の著書については原稿が届かないため再び次号回し。「世界文学ニュース」第109号は、酒井明子氏のエッセイが掲載されて、6月末に発行予定。第110号は、杉山秀子氏が執筆の予定。
- ホームペイジについて(杉山情報委員長)…入会希望者があったが、現在のシステムでは、ホームペイジを通しての入会手続きができないので今後は、長谷川さんのメールアドレスと郵便振込み先を通知して入会手続きをしてもらうこととした。
- その他…「世界文学」117号1部注文が寄せられた。送料込み千円とする。
審議事項
- 機関誌122号の編集…現在進行中の連続研究会「翻訳と文学」特集として12月発行予定。
- 奨励賞候補者とその推薦者…候補者として磯崎康太郎、原基昌、秋草俊一郎の三氏の名が挙げられた。平山令二、大木昭男の二人が審査にあたることとなったが、昨年度受賞者0であったので、今年度は受賞者を二名としたい。
- 7月18日(土)の世界文学会第61回大会にむけての役員人事
今年は役員改選期にあたるので、長期にわたって重要な任についている者のみ改選対象(運営委員長、編集委員長、庶務会計)とし、遠隔地のひとや、病気欠席のひと以外はみな留任とする。さらに若手から新任を補充することとし、候補者として原基昌、坂野明子の名が挙がった。なお、平山氏から、「事務局長」という役職は規約にないし重すぎるので、単に「事務担当」としてほしいという要望が出された。人事問題は、今後の会の存続に関わる重要問題なので、次回運営委員会で継続審議とする。
現在の役員構成は以下の通りである…- 会長
- 酒井府
- 副会長
- 山本證
- 運営委員長
- 大木昭男
- (事務局長)
- 平山令二
- 庶務会計
- 長谷川嗣彦
- 会計監査
- 橋本博・酒井明子
- 情報委員長
- 杉山秀子
- 編集委員長
- 斎藤佑史
- 研究企画委員長
- 荒木詳二
- 運営・編集委員
- 荻野文隆、市田せつ子、鈴木克己、前山加奈子、鷲山恭彦、島谷謙、半田恵美
- 今後の研究企画…「不安と文学」というテーマが候補として出されたが、他に適当なテーマがあれば次回運営委員会に出されたい。
- 次回運営委は、6月20日(土)午後1~2時
そのあと引き続き2時から連続研究会(侯仁鋒「中国における日本文学の翻訳」)
なお、第二回連続研究会の木下豊房氏の発表「ドストエーフスキイ─翻訳の過去と現在」には20名の参加者があり、盛会でした。『罪と罰』の内田魯庵訳における「考えることをしている」というインパクトのある翻訳からはじまって、亀山郁夫訳に見られる誤訳・奇訳の諸例が出され、翻訳のあり方の根本を突く発表でした。
以上(文責・大木)