世界文学会

Society of World Literature JAPAN

共謀罪法案への反対声明

共謀罪法案への反対声明について

去る3月29日に当学会拡大運営委員会を開催しました。
そこで参加者全員の賛同のもとに以下の共謀罪反対の声明が決定されました。
本来は7月の総会での皆様の賛同を待って立上げ、公にしたかったのですが、安倍政権は
この密告推奨の共謀罪をテロ防止を理由に閣議決定までして今国会を通過させようとしております。

私たち世界文学会 は、市民の内心の自由を侵害し、政権の恣意的な権力行使を許し、
憲法違反を堂々と行おうとしている現政権の暴挙を断じて許すことはできません。
政権はこの法案の四度目の国会通過を画策しています。
その阻止のために今緊急に反対の意志を表示させることが肝要です。
7月の総会時には皆様 に縷々ご説明いたします。
皆様のご理解を得、反対声明文を各マスコミ に送り届けたいと思います。

世界文学会 運営委員一同

共謀罪法案への反対声明

現在、政府が国会に提出して成立させようとしている共謀罪法案は、
表向きには「テロ等準備罪」と称しておりますが、
その矛先はテロの抑止よりも労組や一般市民の民主的運動の抑圧に向けられる危険性があり、
警察権力の恣意的判断のもとに、「犯罪実行の計画・合意」の名目で
処罰することを可能にする危険な法案です。この法案は一般市民の日常的会話やATM利用、
宿泊や交通機関の予約等を監視するための盗聴や内偵など、
人権侵害の高い捜査手段を拡大する危険性をも含んでおります。
私たち「世界文学会」は、民主的文学研究団体として、人権と言論の自由を守る立場から、
過去の治安維持法を想起させるこの法案に強く反対し、同法案の撤回を求めます。

                               2017年3月29日
世 界 文 学 会



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