世界文学124号
- 発行日
- 2016.12.10
特集:「戦後70年と世界文学」
- Ⅰ特集:「戦後70年と世界文学」
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- 大江健三郎文学の「世界性」 黒古一夫
- <ドイツの罪>と戦後 ― ギュンター・グラス作品に見る<反戦> 杵渕博樹
- サルトル(1905-1980)と戦後 北見秀司
- ダンテ批評史 原 基晶
- ロシア最後の農民作家ラスプーチン文学の戦後70年 大木昭男
- 1946-49年のビルマ文学と『ビルマ1946』 南田みどり
- 「人力車夫」と「両個掃雪的人」 張 婷婷
- Ⅱ個人論文
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- エミール・ゾラの翻訳:『巴里』(2) 杉田次郎訳から80年の空白が物語るもの 荻野文隆
- 封建婚姻制度における阿Qの恋愛悲劇 ―本当の自分になれなかった時代の悲劇― 冉 秀
- Ⅲエッセイ
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- トーマス・ベルンハルトの幼少期を訪ねて 今井 敦
- Ⅳ書評
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- 『石川達三 昭和の時代の良識』を巡って(川上勉著) 酒井 府
- 「トーマス・マンの『ヨセフとその兄弟』における女性像」(丹羽正信著) 斎藤佑史
- 無垢な魂が奏でるアリア トーマス・ベルンハルト著/今井敦訳『ある子供』 関口裕昭
- 「世界文学」という問いの発見 ― F・モレッティ著『遠読<世界文学システム>への挑戦』秋草俊一郎他訳 戸塚 学
- Ⅴその他
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- 会員の著書・訳書紹介
- ・『石川達三 昭和の時代の良識』川上勉著 (萌書房、2016年)
- ・『ドストエフスキーの作家像』木下豊房著 (鳥影社、2016年)
- ・『フェミ私史ノート 歴史を読みなおす視線』秋山洋子著(インパクト出版社、2016年)
- ・『詩と記憶 ドゥルス・グリューンバイン詩文集』ドゥルス・グリューンバイン著、磯崎康太郎他訳(思潮社、2016年)
- ・『ビルマ1946 独立前夜の物語』テインペーミン著、南田みどり訳(星雲社、2016年)
- 世界文学会日誌
- 会計報告
- 「世界文学」原稿募集のおしらせ
- 世界文学会会則
- 編集後記