世界文学129号
- 発行日
- 2019.7
特集:「時代と文学2」
- I特集:「時代と文学2」
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- 20世紀は「ロマン・ガリの世紀」? 高頭麻子
- 李恢成の文学―『見果てぬ夢』を視座として- 渡邊澄子
- 旧東ドイツの文学-ボブロスキーを中心に- 神品芳夫
- イタリア国家統一運動と文学¬-ジャコモ・レオパルディの場合- 國司航佑
- アントン・アルトーの1920年代における仕事をめぐって-日本にまつわる作品を中心に- 稲葉剛
- 虚構による史実再編の時代-ビルマ60年代文学に見る日本占領期 南田みどり
- II個人論文
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- 資本主義を掘り崩すもの-バルザック『農民』の世界- 村山知恵
- ヘルマン・ヘッセの『湯治客』(Kurgast)に見る「愛」-新約聖書の
- ことば理解(マタイ5.44/ルカ6.27;6.35)をめぐって- 梶原直美
- カフカの多視点描法-「断片性」の時代の芸術との比較から- 須藤勲
- 創作の中のアントニオ・サリエリ像―『マドモアゼル モーツァルト』を中心に 大塚萌
- 日本の戦後文学への視座-戦後文学から反戦意識を考える― 姜滕龍
- III研究ノート
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- 崔実(チェシル)『ジニのパズル』の<問題>と<文体> 永井里佳
- IVエッセイ
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- 日本をこよなく愛したドイツ人-シャウマンさんの知的でエレガントな人生- 荒木詳二
- V書評
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- 『表現主義/旧東ドイツ国家公安局対作家/ヘルマン・カントの作品/ルポルタージュ論』(酒井府著) を読む 岡田恒雄
- 『愛と対話が開く宇宙 ゲーテ『西東詩集』研究「ズライカの巻」を中心に』(野口薫著) 鈴木克己
- 行動する作家の対話-『中野重治・堀田善衛往復書簡 1935-1979』(丸山圭一他編)を読む 平山令二
- 『「罪と罰」の受容と「立憲主義」の危機』(高橋誠一郎著) 大木昭男
- VIその他
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- 会員の著書・訳書紹介
- 世界文学会日誌
- 「世界文学」原稿募集のおしらせ
- 世界文学会会則
- 編集後記