世界文学会

Society of World Literature JAPAN

世界文学会 会則

世界各国文学は、その表現手段である言語がことなり、また社会的条件や文化的伝統も一様でないが故に、それぞれ個別的に研究されなければならないことはいうまでもない。しかし各国の文学のあいだには、交流関係や共通問題も少なくないので、これを研究する場合、たがいの知識を交換し、討議し、それを踏まえて研究をすすめてゆくことが必要である。この意味において、われわれは各国別の枠をこえて、ひろい視野をもたなければならないとおもう。

しかし、われわれのあいだには、さまざまな見解の違いがあるので、自由な討論や意見の交換によって、たがいの理解をふかめ、ひいては、日本文学の発展に寄与したいと念願するものである。

われわれは、内外の諸団体とも協力し、われわれの研究を深めてゆきたい。

  1. 本会は、世界文学会と称する。
  2. 本会は、世界各国文学の研究における提携、意見の交換、討論によって、各自の研究を深めることを目的とする。
  3. 本会は、世界各国文学を専門的に研究するもの、および、この種の研究に関心をもつものをもって組織する。入会には、その年度の会費納入を必要とする。
  4. 本会は、上記の目的の達成のために、以下の諸事業をおこなう。
    1)機関誌の発行 2)研究会、講演会の開催 3)その他必要な事業
  5. 会費については別に定める。
  6. 本会は総会を年1回開催し、本会の活動方針を決定し、会長、副会長、運営委員長および運営委員ならびに会計監査を選出する。役員の任期は2年とする。ただし、再任をさまたげない。
  7. 7. 会長は、会を代表し、総会を招集する。会長に事故あるときは、副会長が、その職務を代行する。会長および副会長が必要とみとめるばあいは、臨時総会を開催することができる。運営委員会は、運営委員長、編集長、情報担当委員長、研究企画担当委員長、庶務・会計担当を互選し、会の運営にあたる。運営委員は、必要に応じ、会長および副会長の承認をへて、随時補充することができる。会計監査は、会計を監査し、総会に報告する。
  8. 本会は、総会の議をへて名誉会長、名誉会員をおくことができる。
  9. 会員が5名以上いる地方は、支部をおくことができる。
  10. 本会の経費は、会費その他の収入による。
  11. 本会の会計年度は、毎年7月より翌年6月までとする。
  12. この会則の変更は、総会でおこなう。

【付則】

  1. 会費
    会費は、年額7000円とする。ただし、本条a)項に該当する会員については、申し出により年額4000円とする。
    a) 常勤の勤務先をもたない会員。
  2. 会費滞納が3年を越えた場合は、原則として退会したものとみなす。
  3. 役員選出規定
    役員の選出は以下の手続きによって行う。
  1. 運営委員
    運営委員は、会長の推薦に基づき総会において選出する。
  2. 会長
    新会長は運営委員会の互選による。副会長は会長の委嘱による。<-li>
  3. 会計監査
    会計監査は運営委員長の委嘱による。
  4. 名誉会長
    本会会長を長年にわたって務めた方を運営委員会で推薦し、総会において承認を得る。

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