世界文学127号
- 発行日
- 2018.7
特集:「狂気と文学」
- I特集:「狂気と文学」
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- トーマス・マンと狂気 高山秀三
- 芥川龍之介と「狂気」の時代 小谷瑛輔
- ギュスターヴ・フローベール『聖アントワーヌの誘惑』における
- 「狂気」をめぐって 久保田斉也
- 『神よ、私が狂気に陥ることをとどめたまえ』をめぐって 杉野ゆり
- 『リア王』におけるリアの盲目の死が暗示する事
- ―死によるモラル回復の不可能性― 飯島昭典
- 小林美代子「幻境」の世界
- ―「狂気と正気との境に」― 永井里佳
- ディストピアの世界『華氏451度』、読書はなぜ重要なのか
- ―狂気の過ちを繰り返さないために― 佐々木眞理
- II個人論文
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- フランチェスカ・ダ・リミニとダンテをめぐる研究史 原基昌
- 映画『聖なる鹿殺し』(ヨルゴス・ランティモス監督2017)
- ―ギリシャ神話/悲劇の視点から読み解く― 山形治江
- 1950年代のビルマ文学と日本占領期 南田みどり
- バルザック『三十女』
- ―結婚は合法的売春か― 村山知恵
- III 研究ノート
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- 狂人にされた原爆パイロット
- ―堀田善衛の『零から数えて』と『審判』をめぐって― 高橋誠一郎
- IVエッセイ
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- モスクワ民族友好大学での想い出 廣田英靖
- 文学にとって伝統とは何か
- ―クラウス・デームスとの対話から考えたこと― 関口裕昭
- V書評
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- 『コロンタイ 革命を駆けぬける』を読む(杉山秀子著) 渡邊澄子
- 戦場を家族―『午餐』(フォルカー・ブラウン著・酒井明子訳)を読む― 平山令二
- VIその他
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- 会員の著書・訳書紹介
- 世界文学会日誌
- 「世界文学」原稿募集のおしらせ
- 世界文学会会則
- 編集後記