世界文学131号
- 発行日
- 2000.7
特集:「歴史と世界文学II」
- I特集:「歴史と世界文学II」
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- マンゾーニ『婚約者』における歴史とフィクションの接続について 霜田 洋祐
- 歴史と文学――ジュール・ミシュレの「日記」から考える 大野 一道
- 時代に生き、時代に翻弄された女性作家・関露 前山 加奈子
- 虚構による史実再編のゆくえ―70年代ビルマの日本占領期関連小説 南田 みどり
- 歴史小説論 荒木 詳二
- 天安門事件と劉暁波 及川 淳子
- ヨーロッパ近代との対決とルカーチ・リアリズム論の形成――『魂と形式』から『小説の理論』へ、『歴史と階級意識』を経て「リアリズムが問題だ」へ―― 鷲山 恭彦
- II個人論文
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- 夏目漱石の『文学論』と『三四郎』―ジョン・キーツの審美主義との関わり― 呉 勤文
- 横光利一『上海』における「触覚」的言語感覚 大久保 美花
- 『欧米の旅』から見る野上弥生子の反戦意識――英仏見聞を中心に―― 慧 穎楊
- III 研究ノート
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- パール・バックが見つめた朝鮮 野田 晃生
- 日中戦争前夜における松本亀次郎の中国認識――『中華五十日游記』を通して―― 林 敏潔
- Götzeからデクノボーに至る愚者の系譜――宮沢賢治の想像力の彼方へ―― 関口 裕昭
- IV長谷川嗣彦先生追悼
- Vその他
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- 会員の著書・訳書紹介
- 世界文学会日誌
- 「世界文学」原稿募集のおしらせ
- 世界文学会会則
- 編集後記