世界文学会

世界文学112号

発行日

2010.12.10

特集：「貧困と文学」

Ⅰ特集：「貧困と文学」

• 貧困とゴーリキー ―ゴーリキーの長編『母』に続く幻の三部作について― 杉山 秀子
• 金魚と亀の子 ―葛西善蔵『哀しき父』論― 伊藤 博
• 『息子と恋人』における貧困 半田 恵美
• マリーズ・コンデの『風の巻く丘』と「貧困」 風呂本 惇子
• 政治貧困・言語貧困社会を生きる台湾文学 岡崎 郁子

Ⅱ個人論文

• 新たなロレンツォ・デ・メディチ像と『バッコスの歌』 ―近年のパッツィ家の陰謀とフォルリの乱をめぐる研究成果を受けてー 原 基晶
• 『思い出に』考 ―主人公の世界と「ふり」を中心に― 徳竹 礼圭

Ⅲ研究ノート

• 舟木重信先生について（４）鈴木 和子
• ハインリヒ・ハイネ『ベルネ論』第３巻から 松林　正三郎

Ⅳエッセイ

• ≪日中戦争≫戦火の中から救出された少女 河野 富士夫

Ⅴ書 評

• 大木昭男著『漱石と『露西亜の小説』』 金子 幸代
• 谷川道子・秋葉裕一編 『演劇インタラクティヴ―日本×ドイツ―』 浅岡 泰子
• 生きた芝居としてのギリシャ劇 ―山形治江著『ギリシャ劇大全』を読む― 平山 令二

Ⅵその他

• 会員の著書・訳書紹介
• 世界文学会日誌
• 会計報告
• 「世界文学」原稿募集のおしらせ
• 世界文学会会則
• 編集後記