世界文学119号
- 発行日
- 2014.6.10
特集:「世界文学と故郷」
- Ⅰ特集:「世界文学と故郷」
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- ファシズムの「故郷」への旅 クリスタ・ヴォルフ『幼年期の構図』 根元 萌騰子
- 沈黙するZ州 –史鉄生『記憶と印象』における故郷 栗山 千賀子
- 失われた故郷への回帰志向 ・・・ラスプーチンの小説のフィナーレに見る 大木 昭男
- エミール・ゾラと故郷:回収されえないものとしての起源 荻野 文隆
- 越境なきディアスポラ作家ラティフェ・テキン「我が家の言葉」をめぐって 宮下 遼
- Ⅱ個人論文
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- エウリピデス作『トロイアの女たち』の政治性 –制作・上演の現場から– 山形 治江
- メアリー・シェリー『フランケンシュタイン』 ヴィクター・フランケンシュタインはなぜ怪物を幸せにできなかったのか –共感を引き出す条件とは– 佐々木 眞理
- 「食堂」での戦いと書くこと –カフカの日記・書簡をてがかりに– 江口 陽子
- ゼロ年代におけるトルコ系ドイツ語文学・映画と共生のユートピア 林嵜 伸二
- 小説の有用性と有害性をめぐって –ロベール・シャール『ドン・キホーテの続編』のふたつの挿話に見る「教訓」 宇野木 めぐみ
- バルザックとフロベールの田舎医者たち 村山 知恵
- Ⅲ報告
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- 検閲廃止のあとさき –ビルマ文学のこの4年–
- Ⅳ書評
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- 鄭百秀『日韓近代文学の交差と断絶 二項対立に抗して』に寄せて 大田 哲男
- 『ジェンダーでみるロシア文学のヒロインたち』を読む 渡邊 澄子
- 鈴木重生著『遊びをせんとや生まれけむ』の書評に代えて 石田 明夫
- 古典として読む『イワンの馬鹿』(法橋和彦著) 大木 昭男
- Ⅴその他
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- 会員の著書・訳書紹介
- 世界文学会日誌
- 「世界文学」原稿募集のおしらせ
- 世界文学会会則
- 編集後記