世界文学会

Society of World Literature JAPAN

2017年度 連続研究会 第2回発表要旨

2017年度 連続研究会
『夏目漱石生誕150年によせて、「夏目漱石と世界文学」』
第2回発表要旨

 

「英文学と漱石」(山本證)
漱石は、1893年(明治26年)帝国大学英文科を卒業、松山や熊本で英語教師を務め、1900年(明治33年)文部省より英語教育法研究のため、英国留学を命じられた。ロンドン大学で英文学を聴講し、メレデイスやディケンズを読みふけった。2年余りのロンドン滞在中、4回滞在先を変えたが、最後の住居の向かいが「倫敦漱石記念館」である。ロンドンに滞在中、神経衰弱に悩まされながら、世紀の転換期における西欧文明の実相に驚嘆した。最大の文学的収穫は、ロンドン塔を訪れた時の感慨をまとめた随筆『倫敦塔』である。帰国後、1903年(明治6年)に東京帝大の講師となり、『吾輩は猫である』を発表、小説家の道を歩み始めた。

開催日時:2017年4月22日(土)午後2時~4時30分
開催場所:中央大学駿河台記念会館 (千代田区神田駿河台3-11-5 TEL 03-3292-3111)

JR中央・総武線
御茶ノ水駅下車、徒歩3分
東京メトロ丸ノ内線
御茶ノ水駅下車、徒歩6分
東京メトロ千代田線
新御茶ノ水駅下車(B1出口)、徒歩3分
都営地下鉄新宿線
小川町駅下車(B5出口)、徒歩5分

中央大学駿河台記念館地図

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